【自動売買EAを選ぶコツ】11種のトレード手法

こんにちは。
土佐っちです。

堅実な自動売買トレードを行いたいですよね。
そのためにはFX自動売買ソフト(EA)の選別がかかせません。

この選別の確度をあげるコツが「トレード手法」を抑えておくことです。

本記事ではFX自動売買ソフト(EA)の選別判断の一助となる「11種のトレード手法」を丁寧に解説します。

1 スキャルピング
2 デイトレード
3 スイングトレード
4 スワップトレード
5 窓埋め
6 指標トレード
7 ブレイクアウト
8 両建て
9 サヤ取り(鞘取り)
10 ナンピン(マーチンゲール)
11 分割エントリー

どうぞ最後までご覧になり、堅実なFX自動売買ソフト(EA)の選別にお役立てくださいませ。

目次

スキャルピング

数分や数十分程度の間に数pipsという薄い幅で「エントリー」と「決済」を繰り返して、薄い値動きを取る短期売買のトレード手法です。

スキャルピングは利幅が薄い分、大きなロットでトレードすることで「短期間で大きな利益を狙う」のが基本です。

スキャルピングのメリット

  • ポジション保有時間が短く翌日まで持つ越すことはないので「時間効率が高い」
  • 1回当たりの損失額を最小限に抑えられるので「ストレスが小さい」

スキャルピングのデメリット

  • 小さな利益を狙う反面、損失幅を大きく設定する
  • 取引回数が増えるためスプレッドのコストがかかる。

例えば、利益が5pipsに対して損切りが50pipsなど利小損大型のロジックで設計されています。

つまり、1 回の大きな負けで、それまでの利益を失ってしまう可能性があることに注意が必要です。

土佐っち
スキャルピングは「勝率」の他に「最大損失幅」の把握も大事になります。

デイトレード

スキャルピングよりももう少し長い時間を使って、少し大きめの利益を狙うトレード手法がデイトレードです。

高い勝率を狙うよりも、勝てる時にしっかりと利幅を獲得し、出来るだけ負けを小さくして損小利大を徹底します。
結果として勝率よりも利益と損失のバランスが良ければ利益が出るという考え方です。

最大の特徴は、どんなに長くても1日の間にトレードを終了することです。

デイトレードは長期トレンドが発生している方向へ乗るトレンドフォローが基本です。

つまり、長期トレンド方向に逆らわない無理の無い手法です。

土佐っち
有効性の高い売買ロジックで、長期トレンド方向に沿った「押し目買い」や「戻り売り」の売買ロジックは人気です。

スイングトレード

デイトレードと同じく、長期トレンドが発生している方向へ乗るトレンドフォローが主体です。

デイトレードより長い時間ポジションを保有するトレードを行ないますから、ゆったりと大きな値幅を取りに行きます。

スイングトレードの基本ロジックは「損小利大」です。

つまり、相場がロジックと逆方向に動いたら「小さく損切り」を行い、相場がロジックの方向に動いたら、トレンドに乗ってその「利益を大きく」伸ばします。

「損小」といっても、ちょっとの相場振れですぐに損切りトレードになってしまわないよう、損切りラインまでには幅を持たす設計がほとんどです。

トレンドに乗って利伸ばしができると判断したら、ポジションを「積み増し」することで、大きな利益を狙うというポジショニング戦略もあります。

スワップトレード

金利の低い通貨の「売りポジション」を持って、金利の高い通貨の「買いポジション」を持つ。

スワップトレードとは、この「金利差」を毎日得ることを収益源としてポジションを持ち続ける手法です。

このため、数週間~数ヶ月にわたってポジションを保有し続けます。

具体的には、ゼロ金利政策を続けている日本円を売って、高金利通貨であるランド円や豪ドル円を買うポジションの組み合わせが多いです。

しかし、レートそのものが動くということを念頭に置いておかなければいけません。

「有事の円買い」という言葉を聞いたことがあると思います。
クロス円の通貨は一気に暴落しますから、証拠金率を大きくしておかないと強制的にロスカットになる危険性があります。

コロナショックでのクロス円の動きは激しいので、これからの時代にはあまり有効な手法とは呼べないかもしれません。

窓埋め

金曜日の夜にニューヨーク市場が閉まり、週明けの月曜日にニュージーランド市場が開くまでの間。

大きな政策のニュースや大きな事件があったら、相場は本当によく動くので、土日明けの週明けは、ローソク足が大きく開いてスタートします。

この様に、本来は連続しているはずのチャートが離れたいる状態で始まる状態を「窓開け」と呼びます。

多くの場合「窓開け」は元の状態に閉じようとします。
この「開いた窓は閉じる」性質を利用し、閉じる方向にポジションを持つような手法を「窓埋め」と呼びます。

開いた窓が閉じずに、そのまま一方向にトレンドを形成してしまうこともあります。「窓埋め」はこのようなリスクをいかにコントロールするかが重要になっています。

指標トレード

毎月第一金曜日の22持半(夏時間は21時半)。
雇用統計を始めとした米国の経済指標が発表されます。

この発表をきっかけに相場が大きく動くことがよくあり、その大きな動きそのものを狙ったトレードが「指標トレード」です。

具体的には、経済指標発表直前に両方向に指値注文を入れておき、動いた瞬間に指値エントリーが入れば、その方向に大きく利益を伸ばします。

土佐っち
一方向に大きく動く可能性があるとはいえ、どれくらい動くかわかりませんし、ギャンブルに近い手法だと思ってください。

ただし、あまりにも多くのトレーダーが狙うわかりやすい手法のため、業者も相当な対策を打っていて、指標発表の時にはスプレッドが極端に広がったり、スリッページが大きく発生して約定しないということが起こりやすくなっています。

ブレイクアウト

揉み合い相場が続くと、その間に貯めた相場の「動きたい」というエネルギーが、どちらかの方向へ一気に解放されて動く(ブレイクする)ことが起こりやすくなります。

この値動きの小さな相場で蓄えられたストレスが一気に解放されることで生まれる勢いに乗って、爆発的な利益を伸ばす手法が「ブレイクアウト」です。

ただし、揉み合い状態が思いのほか長く続いたり、ブレイクしそうで戻ってきたり、ブレイクしたと思ったら反対方向へ大きく戻ってそちらへブレイクするということもあります。

レンジ幅の把握や、通貨ペアの特性や市場の環境認識も必要としますので、難しい部分も多い手法です。

両建て

「売りポジション」と「買いポジション」を同時に(あるいは個別に)両方保有するトレード手法です。

同じ通貨ペアを同じロット数で両建てしてしまうと、その時点で損益が固定されるので、スワップ金利分が損益に関係します。

従って、理屈の上は「経済的合理性はない」と考えるかもしれません。
しかし、この両建てを上手く使って相場を上手く立ち回ることで、リスクを軽減して利益を得ることができます。

土佐っち
土佐っちがメインで使っているGEMFOREXは両建てが禁止されていますので、禁止されていることはしないようにしましょうね。

サヤ取り(鞘取り)

通貨ペアには「似たような動きをする通貨ペア」または「反対の動きをする通貨ペア」が存在します。
これを「相関性が高い」とか「逆相関性が高い」といったりします。

この似た動きをする相関関係を追いかけて一時的にそのバランスが崩れた瞬間に利益を取るという手法がサヤ取りです。

例えば、相関関係のある「通貨ペアAで買い」「通貨ペアBで売り」のポジションを持ちます。
値動きがほとんどない状態なので「リスクが限定された状態」ですが、相関性は一定ではなく常に変動します
「通貨ペアA」の方が大きく上がって、「通貨ペアB」の上げ幅が微小だったら、総合計で含み益が発生します。
その瞬間に利益をかすめ取るというのが「サヤ取り」の狙いです。

サヤ取りにも当然デメリットもあります。

それは相関関係が崩れた時、必ずしも利益になるとは限らず、逆に損失になるケースもあるということです。

また、相関関係、逆相関関係の通貨ペアも、常にその関係にあるワケではないことです。

ナンピン(マーチンゲール)

エントリーしたポジションが狙った方向と反対へ動いたとき、「損切り」をして仕切り直しをするのが一般的です。

しかし「ナンピン」は違います。
損切りするのではなく、同方向にポジションを追加します。

なぜ、そのようなリスクを取る戦略なのかというと、ナンピンの目的は「平均価格を下げる」ためにあるからです。

例えば、100円の買いポジションを持ったが、相場は98円まで下落したので、98円の買いポジションを増やすことで平均獲得単価を99円に下げて1ポジション当たりの損失を分散します。
そして、相場が平均取得価格の99円に戻れば、±ゼロで決済できます。

マーチンゲール

ナンピンを上級者向けの戦略に昇華させたのが「マーチンゲール」です。
マーチンゲールの目的は「より早いプラス決済」です。

具体的には「同じロット数」でナンピンするのではなく、追加ポジションを入れる度に「ロット数を倍」に増やしていく手法です。

例えば、100円で0.01Lotだった場合、99円で0.02Lot、98円で0.04Lotと、ナンピンするたびにロットを増やしていきます。

これにより、後に持ったポジションのウエイトが大きくなり、少しの戻りで含み益状態になり、より早いプラス決済ができます。

エントリーし続けるにはそれなりの資金が必要となりますし、相場が戻らずに逆行を続けた場合は資金を失ってしまうリスクが高まりますので注意が必要です。

分割エントリー

あらかじめお伝えしておきます。
ナンピンと混同されがちですが、ナンピンではありません。

先ほどもお伝えしたように「ナンピン」の目的は、相場が不利な方向に動い場合に平均取得価格を下げて決済を優位にすることです。

「分割エントリー」の目的はチャンスを逃さないことです。
含み益(含み損)に関係なく、優位性の高いポイントで何度もエントリーします。

具体的には「1ポジションでエントリーして、1決済」ではなく、
「5等分や10等分した複数回の分割エントリーをして、1決済」です。

土佐っち
その時チャンスが一回しか無ければ、結果として、1/5 や 1/10 などの少ないロットに なりますが、チャンスが多くてポジションが全部入った時には大きな利益になります。

ポジションを沢山持つため必要証拠金が大きくなり、また、複数持ったポジションがまとめて損失になってしまうリスクもありますので、ロット管理には十分な注意が必要な手法です。

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本日もお読みくださりありがとうございました。

次回もあなたのトレードに役立つ情報をお伝えしますので
どうぞ楽しみになさっていてください。

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