こんにちは。
土佐っちです。
FXは土日を除いて24時間いつでも取引できることが魅力のひとつです。
しかしながら、土日以外にも「稼働を停止した方が良い時」があります。
それが「年末年始」です。
そかし正しくはそうではありません。
正確には12月に入る頃にはFX自動売買は停止させた方がいいです。
この記事では、FXの自動売買は年末年始も行うべきかどうかについて解説します。
- FX相場における年末年始の休場を知りたい方
- FX自動売買の稼働オンオフをいつ行うのがいいのか知りたい方
それでは参りましょう!!
目次
FX相場における年末年始の休場時期
年末年始のFX市場はクローズします。
正確に言うと、12月31日まではFX市場が開いているので取引できますが、1月1日だけはFX市場が閉まるので取引はできません。
2021年の場合で言えば、1月1日は金曜日でしたので通常通り取引ができず、2日は土曜日であるため3日の日曜日をはさんで4日から市場が再開したのです。
このように、元旦前後に土日がくっつくと異例の長さで市場がクローズすることになるので、常に取引していたい方にとっては少し残念ですね。
年末年始以外で市場がクローズするタイミングは?
土日を除いて、年末年始以外で為替相場がクローズするタイミングとしてはクリスマスがあります。
ただ、正確には海外だけがクリスマス当日の取引を停止しているのです。
一方で、日本は12月25日が平日の場合において東京外国為替市場が開いている7時~15時まで取引ができます。
海外は、日本よりもクリスマスというイベントを大切にしていることが伺えますね。
逆に、日本だけに適用されている祝日の場合は、東京外国為替市場は休業となりますが世界の市場は通常通り稼動しているので取引することが可能です。
年末年始は自動売買してもイイ?
年末年始は元旦のみ取引ができないのですが、注意すべき点があります。
それは薄商いとなり変動リスクが大きいという点です。
日本において年末年始といえば、何かとイベントが多いですよね。
年末の大掃除を行ったり、年始に向けての準備を行ったりですね。
薄商いの時は、少し大きな取引があっただけでも価格の変動幅が多くなりがちです。
また、薄商いを狙ってプロトレーダーによって、意図的に大きな資金を動かすことで相場を操作するケースもあります。
日頃の為替相場であれば、世界中からお金が集まることである程度大きな資金が動かしたとしても、売買が吸収され相場が極端に動くことは稀ですが、あえてそこをターゲットとしたトレーダーも存在します。
2020年1月3日、わずか1時間の間にドル円で5円以上も下落する「フラッシュクラッシュ」という現象が起こったのです。
年始早々に、市場がオープンしたと思った瞬間にゼロカットで損切りされて資金を失うという恐ろしい状況が発生したワケです。
年末年始に自動売買すべきかの判断基準
年末年始に自動売買するかどうかの判断ポイントについて解説します。
ナンピン系の自動売買は停止すべき
そもそもナンピンとは、保有しているポジションに対して相場が逆に動く場合に、さらにポジションを追加し平均取得単価を下げる取引手法です。
相場が上下に動くレンジ相場では、プラスになった時点で利益確定します。
しかし、年末年始の相場では窓空きも多く、ナンピン系のEAは向いていません。
そもそもイレギュラーな事態が発生しやすいので停止すべき
自動売買は、基本的に長期的なトレンドを加味してメソッドが決定します。
つまり、ストラテジーそのものがイレギュラーな要素を排除して、正常的な相場の中で利益を上げるように設計されています。
イレギュラーな要素は、再現性に乏しく同じ状況が再び発生する確証はありません。
年末年始のような不確定要素が多い相場では自動売買を停止すべきですナ。
12月前から年始までは自動売買を停止するのがヨシ!!
もし、自動売買を停止する場合はどのタイミングが最適なのでしょうか。
海外勢は「クリスマス休暇」に入るべく12月には手仕舞いをして休暇に入ります。
つまり、12月からは薄商いな状況が続くことを考えれば、12月より前から年始の市場が落ち着く間での間は自動売買を停止させるのがイイですね。
しっかりとリスクを考えた上で、必要に応じて自動売買を停止させるなどの処置を行っていきましょう。