こんにちは。
土佐っちです。
FXの自動取引では24時間常に稼動させて運用するのが一般的です。
ただし、FX自動売買を停止すべきタイミングが「4つ」あります。
この記事では、FX自動売買を停止すべき4つのタイミングの解説から、意図せず止まらないようにする方法について解説します。
目次
FX自動売買を停止すべきタイミング「4つ」
FX自動売買を停止すべきタイミングは次の4つです。
- 大きなイベントの発生時
- 国際的な有事が発生した場合
- 週末
- MT4で特定の操作を行う場合
それぞれについて解説します。
大きなイベントの発生時
FX市場は大きなイベントが発生すると相場が大きく動きます。
身近なところでは、毎月発表されているアメリカの雇用統計。
全世界中のトレーダーが注目するイベントで、結果次第では大きな変動が発生します。
テクニカル分析系のEAを使用している場合、真逆の動きをしたり、急上昇して急降下したりして結果として一瞬の変動で耐え切れずロスカットすることもあります。
重要経済指標があるときはポジションを持たないようにしましょう。
アメリカの雇用統計以外にも、FOMCなどや各国主要人物の発言などには細心の注意を払ってください。
国際的な有事が発生した場合
コロナショックや戦争といった有事は大きく相場が荒れます。
有事は突発的に発生しますし、いつ終わるかなんて予測しにくいもの。
とはいっても予兆は必ずあります。
なにかしらの異変を感じたらFX自動売買を停止するようにしましょう。
有事の際に重宝されるのが日本円。
だからとてコロナショックのようにどんな動きをするかわからないのですから、FX自動売買は停止させるのがいいでしょう。
週末
世界各国のマーケットは日本時間の「土曜の朝まで月曜の朝まで」はほとんどがクローズします。
その休みの間に何か大きなニュースがあった場合、月曜日の市場が開いた時点で「窓開け」と呼ばれる現象が発生します。
チャートのローソク足とローソク足の隙間が窓です。
窓は市場が閉まる「土曜日の朝の終値」から市場が開く「月曜日の朝の始値」の価格差で発生します。
つまり取引が出来ない時間帯に窓ができることが多いというワケです。
FXでは「窓が開いたら埋まる」という傾向があります。
しかし、時としてそうはならない場合もあります。
その際、開き続ける窓に耐えられないようなポジションであればロスカットです。
「週末」にFX自動売買を停止。
週明けの「窓埋め」を確認してからFX自動売買を稼働させる癖をつけるといいですね。
スキャルピング型のEAの場合はロットが大きい分「窓」に要注意です。
コツコツ積み上げた利益が一気に窓空きによって失う可能性があるのです。
MT4で特定の操作を行う場合
以下の操作を行いたい場合にはFX自動売買を停止しましょう。
MT4を閉じる場合
VPSの再起動時
ロット変更時
FX業者のログインパスワード変更時
FX自動売買を停止する際の注意点
FX自動売買を停止すべきタイミングが理解できたところで、FX自動売買を停止する際の注意点を付け加えます。
FX自動売買システムを停止する場合は、必ず保有ポジションがないかを確認した上で行うことが重要です。
未決済のポジションを保有した状態で自動売買システムを停止すると、エラーが発生することがあるので注意しましょう。
FX自動売買を停止させないための予防策
さて。
ここで、意図せずにFX自動売買が止まらないための「予防策」を解説します。
安定したパフォーマンスを発揮するデバイスで運用する
MT4はパソコンで稼動させなければなりません。
MT4は動作の軽いソフトウェアですが、大事な資金を運用させるからこそ安定運用が欠かせません。
安定運用の条件が次の3つです。
・パソコンのスペック
・電源
・ネットワーク
無線LANの場合、途切れるなどのリスクもあるため可能な限り有線LANによる接続がいいです。
停電などによてデバイスが停止するケースは多々あるので、ノートパソコンによる運用もしくは無電源装置の導入も必要です。
VPSによる運用を検討する
先ほどの「FX自動売買を安定運用する条件」をすべて解決できる方法として「VPSサーバーによる運用」があります。
もちろん有料ですが、有料以上の価値は十分にあります。
思い切って停止する判断力が必要
FX自動売買は主観をいれずにあくまでも機械的に売買できる点が魅力的です。
一方でリスクが高いところではFX自動売買を停止する判断も必要です。
適切に停止・稼働の判断を行いましょう。