バックテストで失敗しないヒストリカルデータの設定方法

こんにちは。
土佐っちです。

FX自動売買ソフト(EA)の良し悪しを判断するために事前に行うバックテスト。

バックテストは
「どういう相場だとどの程度負けてしまうのか」
を把握できるメリットがあります。

しかし、バックテストをやるためには
「テスト環境」を抜け目なく準備する必要があります。

ちょいと手間の掛かる作業ですが、
ここをちゃんとやっておかないとバックテストの意味がありません。

本記事ではあなたがバックテストで失敗しないために必須である
「ヒストリカルデータの設定」を徹底解説します。

それでは参りましょう!!

目次

バックテストで失敗しないヒストリカルデータのダウンロード

具体的にやることは次の5つです。

  1. ヒストリカルデータのダウンロード
  2. バックテスト用のMT4の設定
  3. MT4に格納されている古いヒストリカルデータの削除
  4. MT4にヒストリカルデータをインポートする
  5. すべての時間足のヒストリカルデータを作成する

ヒストリカルデータのデータ精度は各FX会社により異なりますが
バックテストで重要なのは、複数のEA をテストするからこそ
「同じ物差しで測る」ことで公平に比較検討します。

FXDD社のヒストリカルデータを利用する理由

土佐っちは、長期のバックテストに最適な
2005年からのヒストリカルデータを提供している
FXDDのヒストリカルデータを利用しています。

汎用性が高く、事実上、業界の標準と言えるデータです。

MetaQuotes社(Metatrader開発元)もヒストリカルデータを提供していますが、
信頼性が低いようで、現状多くの人がこのFXDDのヒストリカルデータを利用して
バックテストを行っています。

ヒストリカルデータをダウンロードする

こちらのURLにアクセスしてください。
https://www.fxddtrading.com/bm/jp/resources/mt4-one-minute-data

取得したい通貨ペアのデータを選択します。

今回は「EURUSD」のデータをダウンロードします。


デスクトップへ保存します。

「EURUSD.zip」というzip圧縮ファイルがダウンロードされているので、
それを圧縮解凍ソフトを利用して解凍してください。

解凍すると「EURUSD.hst」というファイルができます。

これは1分足に対応するヒストリカルデータです。

バックテスト用のMT4の設定

バックテスト用MT4を起動します。

メニューの「ツール」から「オプション」を選択すると
「オプション」ウィンドウが起動します。

「エキスパートアドバイザ」タブの設定

「エキスパートアドバイザ」タブをクリックします。

「自動売買を許可する」にチェックを入れます。

「チャート」タブの設定

続いて「チャート」タブをクリックします。

「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」に数字が入っていますが
このままではダウンロードしたヒストリカルデータのすべてを
MT4にインストールすることができません。

そこで、それぞれのボックス内に
最大値である「9999999999999999」を入力し、
最後にOKボタンをクリックして保存してください。


再度、メニューの「ツール」から「オプション」を選択して
「オプション」ウィンドウが起動すると
赤枠のように「自動調節された最大値」が表示されていることが確認できます。

設定した最大バー数をMT4に適用するために
いったんMT4を閉じて再起動してください。

MT4に格納されている古いヒストリカルデータの削除

新しくヒストリカルデータをインストールする前に、
ヒストリカルデータの混同を避けるために
既存のヒストリカルデータを削除する作業をおこないます。

メニューバーの「ファイル」から「データフォルダを開く」をクリックします。

「history」フォルダを開きます。

「FXDD-MT4 Demo Server」フォルダを開きます。

フォルダを開くと「〇〇〇〇.hst」という種類のファイルがいくつかあります。
これがヒストリカルデータです。
ファイル名は「通貨ペア名+時間足」で表示されています。

この「〇〇〇〇.hst」というデータを全て削除してください。

MT4にヒストリカルデータをインポートする

MT4を再度起動します。

メニューバーの「ツール」から「ヒストリーセンター」をクリックします。

「ヒストリーセンター」ウィンドウが起動したら
左の「Forex」をダブルクリックして
ヒストリカルデータをインポートする通貨ペアを探します。

EURUSDの通貨ペアでヒストリカルデータを設定する場合は
「EURUSD」をダブルクリックして
「1分足(M1)」をダブルクリックします。

ウィンドウ名が「ヒストリーセンター:EURUSD,M1」になっていることも確認したら
インポートボタンをクリックします。

「ヒストリーセンター:EURUSD,M1」が起動します。

参照ボタンをクリックして、ダウンロードしたヒストリカルデータ「EURUSD.hst」を選択します。

ファイルが選択され、以下のようにヒストリカルデータが表示されます。

念のために一番下までスクロールして
2005年1月からのデータが読み込まれているか確認してください。

確認できたら「OK」ボタンをクリックします。

画像のようにインポートされたデータがずらっと表示されます。

2005年1月からのデータがインポートできていることを確認して「閉じる」ボタンをクリックします。

インストールしたヒストリカルデータをMT4に反映させるために、MT4を閉じて再起動します。

すべての時間足のヒストリカルデータを作成する

次にインポートした1分足ヒストリカルデータを使って
すべての時間足のヒストリカルデータを作成します。

「Period Converter All」のインストール

全ての時間足を作成するためには「Period Converter All」を利用します。

下記URLにアクセスしてください。
http://www.mql5.com/ru/code/11201

「Period_converter_ALL.mq4」をクリックして、
デスクトップにファイルをダウンロードしてください。

MT4のメニューバーの「ファイル」から「データフォルダを開く」をクリックして
データフォルダを表示します。

「MQL4」フォルダをダブルクリックして開きます。

「Scripts」フォルダを開きます。

ダウンロードした「period_converter_ALL.mq4」を 「Scripts」フォルダにコピーします。

MT4を再起動します。

「スクリプト」を確認すると「period_converter_ALL」が表示されます。

ヒストリカルデータを作成する

メニューバーの「ファイル」から「オフラインチャート」をクリックします。

「オフライン・チャートリスト」ウィンドウが起動するので、
「ヒストリーデータ」列に作成したい「通貨ペア名,M1」が表示されている行をクリックし、
「開く」をクリックします。

EURUSD,M1(offline)のオフラインチャートが起動します。

ナビゲーターウィンドウの「スクリプト」にある
「period_converter_ALL」をこのオフラインチャートの上にドラッグ&ドロップします。

自動的にすべての時間足のヒストリカルデータの作成が開始されますので待ちます。

ヒストリカルデータの確認

処理が終わったらターミナルウィンドウの「エキスパート」タブをクリックします。

処理が正常に行われるとこのようなのメッセージが表示されます。

すべての時間足データが作成されているか確認するために
メニューバーの「ファイル」から「オフラインチャート」をクリックして
「オフライン・チャートリスト」ウィンドウを起動します。

以下のようにEURUSDデータがM1からMontlyまで作成されていたら成功です。

ここまでできたら
「EURUSDを使うどんなEAもバックテストする準備ができた」
ということですから、いよいよバックテストができます。

バックテストについてこちらのページをご覧ください。

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本日もお読みくださりありがとうございました。

次回もあなたのトレードに役立つ情報をお伝えしますので
どうぞ楽しみになさっていてください。

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