こんにちは。
土佐っちです。
自動売買プログラムであるEAは有料のものと無料のものがあります。
この有料のEAを無料で利用することができる「EAモニター」が世には存在します。
この
本記事では、EAのモニターに参加するメリットとデメリットの解説から、悪徳業者のモニター募集の実態まで解説します。
FX自動売買のモニターで詐欺にあいたくない初心者ほど必見です。
目次
EAのモニターを募集する理由
誰もが思う疑問。
「なんでモニターにEAを無料提供するの?」ですよね。
その答えが簡単で次の2つです。
- 開発したばかりで手応えがない
- EAの魅力を実感してもらうため
それぞれを解説します。
開発したばかりで手応えがない
まずは「❶ 開発したばかりで手応えがない」から参ります。
EAの開発に慣れていない新人開発者の場合、EAを販売することに自信がないんですよね。
特に、新しいストラテジーを組み込んだEAであればなおさらです。
もちろん。
事前にバックテスト・フォワードテストを経てリリースはしてます。
とはいっても、それって開発者の環境下での話ですからね。
つまり、この時点ではすべてのユーザーに利用してもらえるレベルEAとは言い切れないというワケです。
そこで、次の3ステップをしてから正式にリリースします。
❶まずは正式なリリースの前にモニターに無料でEAを使ってもらいます。
❷次にモニターからフィードバックをもらって、EAの改良改善を行います。
❸納得するものができたら正式リリース。
EAの魅力を実感してもらうため
続いて「❷ EAの魅力を実感してもらうため」に参ります。
高価なEAって数万円したりするもモノもあります。
しかし、口コミがないEAにそんな大金を払うユーザーっていないですよね。
そこで、実践者の口コミをもらうためにモニターを募集することもあります。
EAのモニターに参加するメリットとデメリット
EAのモニターに参加するメリットもあればデメリットもありますので解説しておきますね。
EAモニターに参加するメリット
モニター参加するメリットは、数千円〜数万円のEAを無料で利用できるのことでしょう。
まだ世に出ていないストラテジーを組み込んだEAをいち早く利用できるという点もあります。
また、モニター参加することで、不具合やバグのフィードバックや、改善要望をEA制作者に出せるのも楽しみのひとつです。
EAモニターに参加するデメリット
EAモニターに参加する最大のデメリットは「何が起きるかわからない」点です。
そもそもこのフェーズって、はじめてユーザーに利用してもらって「検証」している段階です。
他にも、モニター募集にはメールアドレスなどの登録が必要となるのですが、実際にはメールアドレスの収集を目的としている場合だってあります。
EA自体は無料で提供されているものを、あたかも高額なEAであるかのように見せかけてモニター募集している場合は要注意です。
悪徳業者のモニター募集には絶対に参加しちゃダメ
無料モニター募集で絶対に気をつけたいのが、悪徳業者が提供しているモニターEAです。
これは詐欺の温床になっているので本当に要注意です。
具体的にどんな詐欺かと言うと、ホームページやSNSなどで「絶対に儲かる」といった甘い言葉で無料モニターが募集されています。
この「会員登録をさせるタイミング」だけは無料で利用できます。
しかし次に「無料期間が終了しました。利用を続けたければ○○万円を入金してください。」と売り込みがあります。
さらに、サポートに対しての追加費用を請求してきたりとキリがありません。
そうです。
これは追加費用を請求する手口で次々とお金を搾取されます。
最終的には音信不通になるのがオチで、相手はトンズラしてしまうワケです。
実際にあった今年の詐欺事件
「FXの自動売買システムのモニターに当選しました」
架空FX取引で2億円 利用多いソフト悪用した周到手口
昨年4月、岐阜県に住む30代男性会社員のスマートフォンに、南太平洋の島国サモアにある投資会社という「ライズリンク」の代理店店員を名乗る男から電話があった。男は専用口座を開設して証拠金を預けるよう求めた上で、こう強調した。「元本は減りません。必ず儲かります」
男性はライズリンクのホームページ(HP)で名前などを登録し、開設した口座に約130万円を入金。男に勧められ、FX取引に必要なソフトもダウンロードした。だがその後、男とは連絡がつかなくなり、口座から出金もできなくなった。だまされたと気づいた時には、なすすべもなかった。
FX自動売買のモニターは危険です
EAのモニターは詐欺の温床でしかありません。
こんなショウムナイことに引っかからないようになさってくださいね。
冷静にお考えください。
必勝ロジックであればあるほど非公開で仲間内でしか回しません。
そもそも世に出回ることなんて滅多にありません。
つまりモニターに参加にあたっては次の二択です。
「潔くカモられる」か「最初からモニターをやめておく」かです。