こんにちは。
土佐っちです。
FX自動取引で利益を積み上げるためには「通貨ペアの選定」も大事な要素です。
通貨ペア次第では多くの利益を得られるし、はたまた大コケして口座残高ゼロになることだってあります。
つまり、バックテストで「EAと通貨ぺアのマッチング」をするワケです。
多くのEAがメジャーな通貨 「ドル」「円」「ユーロ」「ポンド」 を対象とします。
なぜなら、新興国通貨や出来高がない通貨はドエライ値動きをするためです。
つまり、FX自動売買には向いていないワケです。
そもそもEAは変動要素を排除した安定状態において利益を上げるようにプログラミン ストラテジーが全く通用しなくなるというケースを解説します グされています。
しかしながら、メジャーな通貨ペアであってもEAのストラテジーが全く通用しなくなるというケースがあります。
そこで本記事では、
FX自動売買に向いている通貨ペア「3つ」の概要説明から、
EAストラテジーが全く通用しなくなったときの対象方法まで
丁寧に解説します。
FX自動売買をマスターしたい方は必見です。
目次
通貨ペアを選定基準
冒頭でもお伝えしたように通貨ペアの選定で重要なのはメジャー通貨でトレードすること。
さらにパフォーマンスを上げたい場合は次の2点もチェックしてください。
●スプレッド
●スワップポイント
短期トレードのEAほどスプレッド幅を重視する
1回の取引にかかるコストをスプレッドと言いますが、スプレッドは短期トレードにおいては重要です。
スプレッド幅が狭ければ、スプレッド以上の小さな値動きでも利益になります。
しかし、スプレッド幅が広いければ、それ以上の大きな値動きがなければ利益ににりません。
短期トレードのEAほどスプレッド幅を意識してください。
長期トレードであればスワップポイントを重視する
長期トレードで最も気をつけたいのがスワップ金利です。
スワップ金利はポジションを持っていることで金利がつきます。
プラス金利であれば金利がもらえますが、マイナス金利の場合は金利を支払います。
長期トレードにおいてはスワップ金利がもられる通貨ペアを選定するとパフォーマンスがあがります。
ただし、高金利通貨は新興国に多く、ちょっとしたことで激しい値動きをすることがあるので要注意です。
FX自動売買に向いている通貨ペア「3つ」
先に紹介した選定ポイントを加味した通貨ペアはこの4つです。
ドル円
ユーロ米ドル
ポンド円
ドル円
我々、日本人にとって最も馴染み深い通貨ペア「ドル円」。
米ドルは世界で最も流通している基軸通貨。
日本円は世界的に信用が高く安定している通貨。
ISM製造業景況指数、非農業部門雇用者数、貿易収支、GDPなどの注目指数も多いために、自動売買するにも最適な通貨ペアです。
ユーロ米ドル
昨今では加盟国の離脱も見られますが、それでもヨーロッパ全体で絶大な力を持っているEU。
そのEU加盟国で用いられる通貨ユーロと、米ドルのペアは世界で最も取引量の多い通貨ペアです。
流動性が高く活発な値動きを見せるのが特徴で、特に日本時間で22時あたりからの値動きには注目です。
ポンド円
かつては世界市場の基軸通貨であったポンド。
FXの世界では今でも人気の通貨です。
人気の理由は高い変動率で1日に3円程動こともあります。
もちろん、チャンスもあればリスクも高いということが言えるので、選定するEAの性能を特に重視したい通貨ペアです。
【注意】ロジックが全く通用しなくなるというケース
FX自動売買において「通貨ペア」の選定は重要な要素です。
バックテストでEAと通貨ペアの兼ね合いをチェックしてください。
ただし、ファンダメンタルズの要因で通貨ペアの特性が大きく変わってしまい、EA本来のロジックが全く通用しなくなるというケースもあります。
例えばアベノミクス相場は顕著な例です。
それまでのドル円は「大きく動かない揉み合い傾向の通貨ペア」と言われていました。
大きな動きがあっても数ヶ月かけて10円動くかどうか。途中で何度も戻りを入れながらじわじわとした動きこそが「ドル円」の特性でした。
それが突如として大きなトレンド通貨になったのです。
1 円幅動くのに何ヶ月もかかっていたドル円が、たった1日でも4円くらいの幅で動くようになったのです。
ストラテジーの設計段階では全く想定していない状況に、EAが翻弄されて負け続けることなど充分にあり得ます。
こんな時は相場の環境が変わるまでそのEAを停止させておくのが得策です。