こんにちは。
土佐っちです。
FXにはさまざまな取引方法が存在しますが、その中でもトレンドフォローという方法が自動売買と相性がイイですね。
では、トレンドフォローとは一体どのような取引方法なのでしょうか?
この記事では、トレンドフォローについて詳しく解説します。
目次
トレンドフォローとはいわゆる順張りの取引手法
トレンドフォローとは、その名の通りトレンドをフォローして取引する手法です。
通貨ペアにおいて、トレンドと呼ばれる価格が推移する傾向が見える場合があります。
例えば、米ドル/円の通貨ペアにおいて、円高基調にあって短時間でみると上下を繰り返している中でも、中長期的に見れば円高に推移するのです。その円高というトレンドをフォローして、その流れに沿って取引を行うのがトレンドフォローです。
レンジ相場との違い
トレンドフォローは、トレンド相場において強みを発生する手法です。
一方で、もう1つの相場の流れとしてレンジ相場があります。
レンジ相場とは、ある一定の価格幅の中で上下動を繰り返す相場のことをさします。トレンド相場のように、一定方向に価格が変動していくのと違い、狭い価格差の中で取引しなければなりません。
当たり前ですが、レンジ相場においてトレンドフォロー手法を採用しても、成果を上げることはできません。
レンジ相場とトレンド相場の見極めに使える「ダウ理論」
「トレンド相場」か「レンジ相場」なのかを見極める真理は存在はしませんが、真理に近いものならいくつか存在します。その中でも特に効果的であるとされているのが「ダウ理論」です。
ダウ理論は、テクニカル分析の先駆者して有名なチャールズ・ダウさんによって提唱された相場理論です。
チャールズ・ヘンリー・ダウは、ダウ・ジョーンズ工業平均株価の生みの親として非常に有名ですね。
100年以上も前から多くのトレーダーの相場分析に活用され続けている指標がダウ理論というワケです。
ぜひ相場の見極めに活用してください。
トレンドフォローのメリット
FX自動売買において、トレンドフォローを採用するメリットは次の2点です。
トレンドが継続する限りは利益を伸ばし続けることが可能
為替は国家が戦略的に為替介入してコントロールすることがあります。つまり、これが価格の下支えとなって、長期間の間トレンドが継続していくこともあります。
トレンドフォローの場合、一定方向のトレンドが続けば続くほど、利益幅を伸ばすことができます。
精神的ストレスが少ない
トレンドフォローは「順張り」の手法だからこそ、逆張りと違って精神的な負担が強いられることがありません。
FX自動売買であっても、常にチャートを見てしまう方の場合、特に精神的な負担が増加しがちですが、トレンドフォローではそのような心配がありません。
トレンドフォローのデメリット
続いてトレンドフォローにおけるデメリットを2点ご紹介します。
レンジ相場でだましに合いやすい
「だまじ」とはシグナルや反転のサインが出た後に、それとはまったく逆方向に値が動くことを言います。
レンジ相場におけるブレイクアウト手法には「だまし」がつきもので、トレンドフォローでも突き抜けると思ったら「だまし」にあって元のレンジに収まるというケースはよくあります。
レンジ相場では糞の役にも立たない
あたり前ですがレンジ相場においてトレンドフォローは糞の役にも立りません。
よって、先に紹介したようにトレンド相場がレンジ相場かは「ダウ理論」を活用するなどして判断して、稼働させるEAを切り替えて運用をする必要があります。
トレンドフォローを活用した「亜種EA」には注意
トレンドフォローは素直にトレンドに乗ることで利益を上げる手法です。
トレンドフォローの手法を取り入れたEAは多いですね。これはトレンドフォロー自体がスタンダードな取引手法であるからでしょう。
また、ナンピンとトレンドフォローを融合させたEAも世には存在しますが、大事なことはバックテスト・フォワードテストであなた自身が試すということですワ。
無料体験ができないEAを提供してる販売者は、ご自身のEAに自信が無いことの表れです。言い方を変えれば「試食されると困る」のでしょう。
そんな粗悪なアホEAをいきなり売りつけてくるのがこの業界ですから、そんな亜種EAに騙されないようにご注意なすってくださいね。
バックテスト結果はいくらでも細工できますし、完璧な右肩上がりのEAだって誰でも作れます。もちろん完璧なバックテストがフォワードで通用するかは全くの別の話です。
だからこそあなたの口座であなた自身がEAのパフォーマンスを確かめてください。