こんにちは。
土佐っちです。
FX自動売買トレードで収益が出て気持ちが高揚したと思ったら、
あれよあれよと負けが続き始め、せっかくの利益が水の泡。
なんてことはよくありますよね。
そんな時ってこんなことを思ってしまいます。
「もっと勝率が高ければなあ・・・」
いあ、ちょっと待って ちょっと待って お兄さん。
「ひたすらに高勝率を目指す」のは、
勝てないトレーダー御用達の落とし穴です。
過去データを基に作り込んだ勝率100%の無敗トレードEAなんて
糞の役にも立ちません。
だって、未来なんてわからないのですから。
コロナショックのドエライ相場を経験したFX自動売買トレーダーであれば
そんなことはご理解いただけると思います。
つまり、「ドローダウンは付き物だ」という
FX自動売買トレードが不調な時期とも付き合う覚悟を決めることが
大事というワケです。
本記事では、FX自動売買トレードで勝率を意識しながらも、
注意すべきポイントをご紹介します。
目次
勝率を求めるトレーダーが彷徨うロジック
まず最初に日本人に人気の手法「スキャルピング」を例にとって解説します。
ポジション保有時間が短く、時間効率の高い手法と言えます。
薄い値動きを取るためにう「勝率が高く」、
目先では本当に負けにくいです。
例えば90%を超える勝率のスキャルピング手法であれば、
10連勝や20連勝は珍しくありません。
普段トレードする分には、ストレスの小さな手法とも言えます。
ところが、小さな利益を狙う反面、損失幅が大きく設定されているワケです。
例えば、利益が5pipsに対して損切りが50pipsなど
ほぼ全てのスキャルピング手法は「利小損大」で設計されています。
つまり、勝率90%を超えるFX自動売買ソフト(EA)で
コツコツと薄利で利益を取っていくものの、
「一度の大きな負けが利益の大半を吹き飛ばしてしまうかも知れない」
ということです。
ここで大事なのが冒頭でもお伝えした「覚悟」です。
理解が浅いトレーダーほど、
覚悟をしてFX自動売買ソフト(EA)を稼働させていないからこそ、
ひとたびドローダウンが訪れれば、
そのFX自動売買ソフト(EA)を信じられなくなり、
「もっと高い勝率のFX自動売買ソフト(EA)はどこだ」
と彷徨うワケですわ。
いつまでコレを繰り返すのでしょうか。
勝率を意識しつつも遠回りせずに勝つ「2つのコツ」
さて。
- 勝率が最も大事ではないこと
- FX自動売買トレーには覚悟が必要なこと
この2点を理解した上で、
「勝率を意識しつつも注意すべき2つのポイントをご紹介します。
すぐに結果を判断しない
FX自動売買ソフト(EA)が優れているかどうかは
残念ながら1日~2日といった超短期間では判断できません。
運悪く、稼働を始めてからすぐに損失が出てしまうと、
その時点で「しょぼいFX自動売買ソフト(EA)ヤンケ!!」
と判断してしまいたくなる気持ちはわかりますし、
そこで辞めてしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし、こういう人ほど、
結果としてFX自動売買トレードで損失を繰り返します。
損益推移を振り返ってみれば、
実は大したことのないドローダウンだったかも知れないのに
そこで辞めてしまうトレーダーは、
結果としてどんなFX自動売買ソフト(EA)何を使ったところで、
同じことの繰り返しです。
だって、ちょっとしたドローダウンで
別のFX自動売買ソフト(EA)へ浮気するのですから、
新たなFX自動売買ソフト(EA)もまた同じことを繰り返すでしょう。
FX自動売買ソフト(EA)に逆らわない
FX自動売買ソフト(EA)のロジックを無視して
手動で利確、損切をしてしまう方がいます。
FX自動売買ソフト(EA)の実力を見るためには、
手動での裁量判断は避けたほうが良いのですが、
場合によって裁量も必要です。
ココは間違ってはいけません。
コロナショックでそうだったように
きちんと人の目を入れて損切介入していくことはめちゃくちゃ大事です。
柔軟に対応しましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
落とし穴に落ちているトレーダーほど、
自分を疑い、ロジックを疑い、再びロジックを変更してを
繰り返し続けています。
そうではなくて、どこかで信じ通す覚悟を決めない限り
どこにも辿り着くことはできないのです。
FX自動売買ソフト(EA)の良し悪しを判断する前に、
自分の思考の良し悪しを判断しましょう。
勝率に拘る気持ちはわかりますが、拘りすぎてしまう結果、勝率以上に大切なものを見落としてしまうリスクの方が怖いです。