FX自動売買トレードに潜む5つのリスクと対策

こんにちは。
土佐っちです。

FX自動売買トレードを投資として考えるならば当然のお話ですが、
FXにはリスクが存在しますよね。

ちなみに。

釈迦に説法ですがリスクを改めて解説すると、
「不確実性」「危険性」という意味があり、
「どんなこともあり得る」ということです。

加えて「何か良いことがあるかもしれない」と言う時には使わずに
「何か悪いことがあるかもしれない」という時に使うんですよね。

このリスクという言葉は「怖い」と感じてしまいますが、
実は、リスクから目を背けないことが、
勝ち続けるための「最短距離」になります。

なぜなら、FXとはリスクとの「共存」だからです。

このリスクを「受け入れる準備」がどれくらいできているかが大事です。

土佐っち
リスクを覚悟してリターンを得るワケですから、得られる利益は覚悟と比例しているのですナ。

「投資は自己責任」と言われるのはまさココです。

リスクを理解せずにFXをするから失敗してしまうワケです。

こそで本記事ではリスクと上手に共存することを目的として
FXトレーダーが必ず抑えておかなければいけない
「FXに潜む5つのリスク」について徹底的に解説します。

FXに潜む5つのリスク
・システムリスク
・流動性リスク
・為替変動リスク
・信用リスク
・自身のリスク

この記事は5分程度で読めてしまいますから、
FX自動売買トレードを最短距離で「勝ち戦」にしたのでしたら
この5分をケチらずにどうぞ読み進めてくださいませ。

目次

FX自動売買トレードに潜むリスク(1)システムリスク

FX自動売買トレードをするため必要なのは
FX自動売買ソフト(EA)を稼働させる「MT4」です。

このMT4を通じてFX業者のサーバーに接続してはじめて
エントリーや決済ができるワケです。

つまり。

もしFX業者のシステムがダウンしてしまったら
注文が出せなくなってしまいます。

もちろん、FX業者側のシステムだけでなく、あなた自身のパソコンやVPSで故障や通信障害が起きる可能性もあります。

新規注文が出せないだけならまだいいのですが、
ポジションを保持している場合は決済ができないので、
システムリスクは非常に大きなリスクとなります。

停電、事故、インターネットトラブルなど、
システムがダウンしない可能性はゼロではありません。

システムトラブルの発生確率はゼロでは無いことを
常に心に留めておきましょう。

システムリスクの対策
エントリー注文を出すと同時にストップロス注文(損切り)も行いましょう。

FX自動売買トレードに潜むリスク(2)流動性リスク

流動性リスクとは取引そのものが成立しないリスクのことです。

FX自動売買トレードは通貨と通貨を交換する為替のトレードとはいえ、
あなたの出した注文が必ず成立するとは限りません。

取引量が少ないことで
「注文や決済ができない」
「スプレッドが広がる」
といったことは十分に起きます。

この注文が成立しないリスクが「流動性リスク」です。

土佐っち
いくら「買いたい」と思って注文しても、売り手が存在しなければ売買は成立しないという商売上の基本原則は為替の世界でも同様です。

流動性のリスクは、マイナー通貨であるほど高くなります。

トレードしているとついつい忘れがちになってしまいますが、
「自分が売った先では、必ず誰かが買っている」
ということを心の片隅に置いておきましょう。

流動性リスクの対策
豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アフリカランドといった流動性の低い通貨は避けて、ドル円、ユーロドルなど流動性の高い通貨ペアで取引をしましょう。

FX自動売買トレードに潜むリスク(3)為替変動リスク

為替変動リスクとは為替の変動により損失になってしまうリスクです。

簡単に言うと、買ってからずっと上がっていた通貨が、
突然急落したことで損失を被ってしまうかもしれないということです。

為替変動リスクは必ず伴う「避けられないリスク」なのです。

土佐っち
値動きがなければ利益を狙うことができないのであたり前ですね。
為替変動リスクの対策
損失を最小限に抑えるということが重要ですから、必ずロスカットの設定を行なってください。

FX自動売買トレードに潜むリスク(4)信用リスク

信用リスクとはFX業者が倒産したり破綻するリスクのことです。

会社は倒産や破綻をしてしまう可能性がありますし、
国家と言えど、その政策転換などによって
市場が大混乱に陥ってしまうことがあります。

土佐っち
実際にこれらのリスクが重なった事件が起きています。

2015年1月。

国のリスクとFX会社のリスクが同時に発生した
「スイスフランショック」は大きな話題になったので
覚えてらっしゃるかも知れません。

スイスフランとユーロの通貨ペアは
為替介入を無制限に行う政府の金融政策によって
「1スイスフラン:1.20ユーロ」
を下回ることはありませんでした。

実に3年もの間、政府が相場の下支え続けてきワケです。

要人は「このラインはまだまだ続く」と発言していたこともあり、
「1スイスフラン:1.20ユーロを下回らない」
とマーケットは安心しきっていました。

ところが。

その要人発言の数日後にスイス政府は金融政策を撤廃したのです。

相場を支える「介入」という下支えがなくなった途端に、
底が抜けたように一方向へ相場が動いたために、
これまでにない「大きな変動」が起こりました。

これにより、口座残高がマイナスになるトレーダーが続出し
「追証」という形でFX会社から追加証拠金を請求されたワケです。

土佐っち
・・・これだけの急変動が起こってしまったら、その追加証拠金額が多額であったことは想像に難くありません。

FX自動売買トレーダー界隈では有名な「アルパリジャパン」というFX業者は
顧客からの注文をカバーしきれずに破綻してしまいました。

コロナショックを通して身に沁みていると思いますが、昨日まであった日が今日もあるとは限らないという気持ちでトレードを心掛けましょう。

信用リスクの対策
利益は小マメに出金しておきましょう。当たり前ですが「出金できてはじめて利益」です。

FX自動売買トレードに潜むリスク(5)自身のリスク

さて。

これまでにお伝えしてきた「4つのリスク」は
言い方を変えれば「外的な要因」であるために、
自分ではコントロールできなりリスクでした。

しかし。

5つめの「自身のリスク」だけ
はあなたがコントロールできるリスクです。

ここで「自分でコントロールできる」ということについて補足します。

少ない資金で大きなお金を稼げるのがFXの魅力である一方、
資金を失う可能性もあるのですが、
人は利益が出ることに意識が偏ってしまいがちな生き物です。

これは「プロスペクト理論」として立証されています。

プロスペクト理論
人間は目先の小さな利益を逃すことを恐れ、目先の大きな損失には目を背ける傾向にあるという理論。

具体的には、大きな含み損を抱えている状況では、
「そのうち戻ってくるかも」と考えて損切りが出来ないのに、
目先の小さな含み益を見ると、
「利益が乗っている今のうちに」と早々に利益を確定してしまう、
という行動を取りがちな心理状況のことです。

土佐っち
これは「FX裁量トレード」の例でしたが、「FX自動売買トレード」でも十分に当てはめまります。

例えば、あなたが稼働させているFX自動売買ソフト(EA)が凄く好調で、
1ヶ月で10万円が15万円になったとしましょう。

「こんなに簡単に利益が出るんかいっ!!」

・・・始めたばかりの方であれば嬉しくてたまらない場面です。

すると利益に目がいきます。

「10万円が15万円になるんだったら、100万円は150万円になるでしょ!!」
と安易に考えた結果、資金を追加して、
ロットを「今の10倍」に変更してしまうかも知れません。

ところが。

本当に不思議なもので、欲を出した瞬間に往々にして負けてしまうワケです。

土佐っち
FX自動売買トレードは勝つ時も負ける時もあるのですが、見事に返り討ちにあってしまうのです。

・・・利益に目が行きすぎです。

結果として、ロットを変更しなければ「許容できた負け」も
ロットを10倍に変更したことで「10倍の負け」になってしまったのです。

御多分に漏れず、土佐っち自身も経験しています。

どうぞ、他人事だと思わずに教訓として頭にしっかりと叩き込んでおいてくださいませ。

FX自動売買トレードに潜む5つのリスクと対策のまとめ

冒頭でもお伝えしましたが、
リスクを覚悟してリターンを得るのが投資ですから、
このリスクをどの程度受け入れる準備ができているかが大事です。

「虎穴に入らずんば虎児を得ず」を選ぶか
「触らぬ神に祟りなし」を選ぶか
どうぞあなたがお決めになってください。

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本日もお読みくださりありがとうございました。

次回もあなたのトレードに役立つ情報をお伝えしますので
どうぞ楽しみになさっていてください。

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