こんにちは。
土佐っちです。
「FX自動売買トレードをしよう」
と思い立って最初にやるのが口座開設。
しかし、無知なトレーダーほどCMやネット広告よく目にする
「GMOクリック証券」「マネックス証券」といったFX業者で口座開設をしてしまいます。
そりゃあそうです。
だって、有名なFX業者なのですから。
この「有名」つまりは「よく目にする」ことの効果は凄まじくて
CMやネット広告で繰り返し見かけているだけで
「身近に感じる」効果に加えて「安心感」さえも与えてくれます。
俗にいう「刷り込み」ってヤツです。
もうコレだけで「このFX業者は良い!!」なんて勘違いをしてしまうワケです。
しかし、我々、FX自動売買トレーダーにとって
有名なFX業者だとか、よく目にするFX業者だとか
そんなことはどうでもいいコトです。
知っておくべきは
利用するFX業者によってパフォーマンスに差が出てしまう
ということ。
つまり。
FX自動売買トレードにおいて
FX業者の選択はめちゃくちゃ大事です。
国内FX業者の「常識」は日本人が勝手に当たり前と思っているだけで
世界からみれば「非常識」で「異常」な状態です。
そこで本日はFX自動売買トレードで数々のFX業者を使ってきた
土佐っちならではの視点で国内FX業者と海外FX業者を公平な目で解説します。
目次
国内FX業者のメリット
FX業者といっても大きく分けると「国内FX業者」と
海外に拠点がある「海外FX業者」があります。
まず最初に国内FX業者のメリットとデメリットをみていきましょう。
メリット1.スプレッドが狭い
国内FX業者の最大の特徴はスプレッドが狭いことです。
スプレッドについて簡単に説明しておきますね。
例えば為替レートが1ドル100円のとき
取引画面にはこのように100円ではない価格が表示されます。
「買値:100.3円」
「売値:99.7円」
この100円との差が「スプレッド」といってFX業者の収益源になっています。
たいていの国内FX業者のスプレッドは
「ドル円で0.3銭」
「ユーロ円で0.5銭」
です。
国内FX業者は競合他社との差別化にしのぎを削った
「スプレッド合戦」を繰り広げてきたので
これはトレーダーにとってはウマ味があります。
メリット2.信託保全
FX業者は日本国内で営業をするにあたり金融庁から
金融業許可を得なくてはなりません。
この金融業許可を得る基準がめちゃくちゃ厳しいのですが
そこを潜り抜けてきた企業は「まともな企業」です。
この「まともな企業」について深堀します。
金融庁は投資家保護としてFX業者を監督するのですが
「信託保全」を義務付け
「自己資本規制比率」をチェックして
万が一にもFX業者が倒産しても
トレーダー資金を保証できるように対策をとっています。
国内FX業者のデメリット
もちろん国内FX業者にもデメリットはあります。
デメリット1.ゼロカットシステムがない
一番のデメリットは後述する「ゼロカットシステム」がないために
ロスカット水準をさらに下回ったところでロスカットが発生した場合に
「追証(追加証拠金)」が発生してしまいます。
つまり、入金額以上の損失が発生し、
借金を背負ってしまうリスクがあります。
どれだけメリットがあったからとて「入金額以上の損失」が発生する可能性があれば
そんなFX業者は使いたくありません。
デメリット2.レバレッジ規制
加えて、国内FX業者は最大レバレッジ「25倍」までという規制があります。
そもそもFXの最大の魅力は「少額からでも大きい利益が狙える」ことにあって
それを実現させてくれるのが「レバレッジ」なのですが、
それが低いというのはデメリットでしかありません。
海外FX業者のメリット
さて。
ここからは海外FX業者の特徴を見ていきましょう。
メリット1.ゼロカットシステム
最大の特徴は先ほども出てきた「ゼロカットシステム」です。
ゼロカットシステムは
「入金額以上の損失が発生しない」仕組みです。
そうです。
国内FX業者は借金を負うリスクがありますが
海外FX業者は借金を負うリスクがないのです。
つまり。
口座に入金した金額以上のお金を失うことはありません。
ゼロカットシステムにちてはこちらの記事で細かく解説しています。
メリット2.レバレッジ規制がない
また、海外FX業者には国内FX業者のように「レバレッジが25倍まで」
といった規制がないのも大きな特徴です。
100~1000倍のレバレッジで取引できるFX業者がほとんどで、
レバレッジが大きいからこそ
元手が少なくても十分に利益を出すことができるのです。
よくある間違いが「ハイレバレッジ=危険」という思い込みですがコレは違います。
「ハイレバレッジ=危険」ではなくて
「厳格な資金管理を行わない=危険」なのです。
資金管理についてはこちらの記事を参考になさってください。
メリット3.ロスカット水準が緩い
国内FX業者のロスカット水準が50%なのに対して、
海外FX業者のロスカット水準は20%です。
ロスカット水準が低いほどロスカットになる金額が低いので
それだけのポジションを持つことができます。
この低水準を実現させてくれるのはゼロカットシステムがあるからこそです。
メリット4.海外FX業者ならではの満載な特典
様々な特典があるのも海外FX業者のメリットです。
入金ボーナスや新規口座開設ボーナスなどがあるので
より少ない資金で証拠金を厚くしてトレードを行うことができます。
例えば、口座を開設するだけですぐに2万円が証券口座に反映される業者もあります。
決して冗談ではなく、元手がゼロであったとしても
サラリーマンの年収を大きく上回る額を稼ぐことができる可能性は十分にあります。
海外FX業者のデメリット
デメリット1.金融庁に認められていない
金融庁は
「海外FX業者 = 日本の金融ライセンスに無登録のFX業者 = 危険」
と判断しています。
金融庁の立場にたてばそう言わざるを得ないこともわかりますが
海外FX業者の立場に立てば金融庁の認可を受けた途端に
「レバレッジ規制」
「ゼロカットシステムの廃止」
と我々トレーダーにとっては都合の悪い業者になります。
国内ではあまり知られていませんが
海外居住者にとって「ゼロカットシステム」は当たり前で
海外から見れば国内FX業者の方がよほど「特殊」ですワ。
デメリット2.税金が雑所得
一番の弱点は税率ですね。
国内FX業者を利用すれば税率は利益の20%固定です。
しかし海外FX業者を使用すると「雑所得」に区分されてしまい
こちらの図のような税率が掛かってきます。
課税所得税 | 税率 | 内訳 | 所得税控除額 |
---|---|---|---|
20万円以上~195万円以下 | 15% | 所得税5%+住民税10% | なし |
195万円以上~330万円以下 | 20% | 所得税10%+住民税10% | 97.500円 |
330万円以上~695万円以下 | 30% | 所得税20%+住民税10% | 427.500円 |
695万円以上~900万円以下 | 33% | 所得税23%+住民税10% | 636.000円 |
900万円以上~1.800万円以下 | 43% | 所得税33%+住民税10% | 1.536.000円 |
1.800万円以上~ | 50% | 所得税40%+住民税10% | 4.796.000円 |
おしかしたらお気づきかも知れません。
そうです。
330万円までは海外FX業者を使った方がお得です。
デメリット3.出金拒否
海外FX業者によっては出金拒否をしたり口座凍結をする業者もあります。
何かしらの理由があるとはいえ
そういったFX業者が存在するのは事実ですから
「黒い噂」のある海外FX業者を使うのはやめておきましょう。
おすすめの海外FX業者
ここまでお読みになったあなたは海外FX業者のメリットとデメリットを
十分にご理解なさったと思います。
メリットとデメリットをよく知ったからこそ満を持してトレードできます。
国内FX業者と海外FX業者のどちらを使うべきか言うまでもありませんね。
海外FX業者といっても沢山の業者がありますが、
土佐っちはゲムフォレックス(GemForex)を使っています。
なぜFX自動売買トレーダーの土佐っちが
ゲムフォレックス(GemForex)を使うのか
丁寧に纏めたこちらの記事もお読みになってください。